蓮室 あきら

1970年生まれ。大阪市在住。既婚。本来は、テキトー男。ジャーナリスト・コラムニスト。様々な場面から得た、新たな発見、癒された事、穏やかな気持ちを、日記にしています。【この名前でも、実名の漢字でも、執筆・掲載した事はありません。(プライベート日記です)】

今しなければならない事 感謝と無理やりの恩返し




私は、ここ大阪府の実家に戻ってから1ヶ月くらいたちました。



ここでやらなければならない事は、まだまだたくさんあります。





◆父の所有物件に居住する人が、所有者に許可なく故障箇所を工事して請求してくる内容を認めない様に穏便な交渉を、私がしなければなりません。



どの管理会社にも委託せずにやってきましたから、家主側が全てしなければなりません。




入居者様は、穏やかなお人柄だと、この度初めて直接電話会話してみてわかりました。




当該の件については、入居者様も被害者となるかも知れません。




なぜなら、父が入居者様を募るために一度だけ仲介をお願いした不動産仲介専門会社さんが、不当に思えてならないからです。




その会社は、管理業務の認可を受けていませんし、家主である父と管理委託請け負い契約も結んでいません。


にも関わらず、借り主様の要望を見積書としてこちら側にFAXを送ってきた・・



法は法。

場合によっては、私が借り主様と不動産仲介専門会社に内容証明を送り、「家主側に無許可で行った、工事・備品の処分など」に関して、請求を拒否しさらに反対に弁償を求めなければなりません。




もちろん借り主様には、誠意を持って対応しなければなりません。





そもそも父が、私が小中学生くらいの頃に初めて法務局に連れて行ってくれたり、内容証明はこういうものだと教えてくれたはずなのに・・


92歳になる父は、かつて職場で教えられ教えてきた事を、すっかりと忘れてしまっていました。

もっともそれは、いたしかたのない事です。





私も同じくダメです。

サラリーマンをしていた頃に、教えてもらい学んだ事を、徐々に忘れつつあります。





◆さらに、両親の「軽度の難聴」のために、私は「補聴器」を無理に勧めること無く、私と妻からこっそりと注文・購入する事に決めました。



「こっそりと」注文する理由ですが・・



両親は軽度の難聴という検査結果が出ているのに、補聴器はとても難しい取り扱いが必要があると思っている事。


もう一点は、業者さんが「親切で優しければ」、その人が勧める商品をなんでもかんでもついついと購入して、結局その担当者から使い方も教えて貰えずに放置してしまう。



今の両親にはその傾向があると、この度初めてわかったからです。




その商品が届けば、私の方で使い方の説明を、出来る限り分かりやすくしたいと思いながらも・・


余計なお節介にならなければ良いのですが・・。






◆両親が契約している民間の生命保険会社の保険商品に関してです。



その契約の中の、「生きるための保障」である「疾病入院保障特約」を「終身保障」(一生涯有効)にする手続きです。




一般的に、一昔前の主な保険商品は「L字型」(定期付き終身保険)ですので、手続き時期さえ約款に合えば、仮に既往症があろうと無告知で変更が可能です。



そのために、まず払込み満了月の確認から始めて、次にその手続きが何年何月なら出来るのか、もしくはもう出来ないのかを確認しなければなりません。







母が就寝する直前に、私は台所のテーブルで母の話しを聞く事を約束しておりまして、それはただただ聞くだけです。


母は穏やかに喜んでくれている様子です。



また、興味深い話しを突然話してくれるので大感謝です。





◆「隣の奥さんは、この家の塀の周りを定期的に掃き掃除くれている」


その奥さんは、「恩返しさせて下さい」と言って下さったそうです。

両親がそのご夫婦の仲人をした事を私もよく覚えていますが、その様な近況を初めて知りました。





◆他のご近所さんは、膝を痛そうにしている母を思いやって、「玄関先にゴミを出して置いていれば、毎回ゴミ置き場まで運んでおくからね」と何度も言って下さるそうです。


その奥さんの息子さんとは、私が幼稚園と小学生の頃によく遊んでいた事を思い出しました。




◆今は回覧板をメールで受け取るご近所様が多いそうですが、お隣の単身の60歳くらいの男性は、いつも母にだけ回覧板を持ってきては、母にいろいろ話しをしたいそうです。



母は、「お隣の男性は、私(母)に対して、自らの亡き母親を重ね合わせて、いろいろと聞いて欲しいんやと思う。それは反対に嬉しい」と言っていました。






持ちつ持たれつ、ギブアンドテイクのこの街に、両親も私も感謝するばかりです。






◆母が、昨夜話してくれた中で一番嬉しかったのは、「あんたら三人兄弟のお嫁さんの中でね、あのコ(私の妻)が一番あんた(私)を苦しめてるかも知れないけど、私はあのコが一番好きなんよ」と・・



何故なのかな・・。特に聞きませんでした。








◆そんなこんなで、両親や妻、兄たち、親戚、先祖、友人だけはでなく・・
あらゆる事においても、「想いを持って教えていただいた事」に、感謝するばかりです。





そして本当に感謝すべきは、もしかすると人から受けてきた恩恵よりも、むしろペットの白文鳥へかも知れないと・・








◆◆◆