蓮室 あきら

1970年生まれ。大阪市在住。既婚。本来は、テキトー男。ジャーナリスト・コラムニスト。様々な場面から得た、新たな発見、癒された事、穏やかな気持ちを、日記にしています。【この名前でも、実名の漢字でも、執筆・掲載した事はありません。(プライベート日記です)】

夜の繁華街の犯罪






夜の繁華街の犯罪













◆私は大学生の時、経済学部にいました。



しかし、社会学の講師の授業をよく見に行っていました。






◆その先生の授業は、実際には「社会学」ではなく、「頭の揉みほぐし」でした。




なのでいつも興味深く面白い内容で、社会学と何ら関係の無い私や、理系の人も含め、様々な人が立ち見してまでその教室に入ります。







◆さて、その講義の内容で最も興味深く思ったのが、題して「夜の繁華街の犯罪」。






深夜0時をまわった頃、大阪の歓楽街北新地での犯罪における推理物語。



フィクションです。










◆武具でもある竹刀を垂直に握りしめ、凛々しく歩くお爺さん。





◆一方、その時間にランドセルを背負って歩く、小学生の女の子。







◆「どちらが危険か?」という議題でした。






前者のお爺さんは、町の防犯で歩いている少々変わった人なのかも知れません。






◆後者の女の子は、どこからどこへ歩いて行く?

ランドセルの中身は、果たして教科書やノートか?





◆先生は、私たちにそれを問います。






◆もし仮に私が、その場所に居合わせた警察官なら、間違いなくその女の子を保護し、交番に連れて行く。


保護と称して、職務質問をするでしょう。




ランドセルには、深夜なのにお弁当が入った弁当箱が。




何故深夜に?
この子は、これを何処で食べる?






◆女の子に聞くと、スナック経営をしている母親が、常連客が残業中の職場に届ける様に言われたという。




お弁当を届けるくらいは一般的な客引きだが、子供を使うのはあまりにも不自然だ。







◆弁当箱の中には苺があった。



その脇にラップにくるめられた白い砂糖。


砂糖?









◆交番に呼ばれて来た、麻薬捜査班。





末端価格いくらの、代物ならぬ「白物」だったという回答でした。













◆短編推理小説の中に入り込めた様な、面白い講義でした。






とても懐かしく思います。
















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