◆私は二十歳頃に、一人上京しました。
知らない人ばかりで・・
周りの人々に対して緊張してしまっては、なかなか目を見て話せませんでした。
◆東京に進学しましたが、そこで様々学ぶ事よりも・・
むしろアルバイトでしていた2トントラックのドライバーの仕事の方が、有意義でした。
◆東京での先輩から賜る初対面の挨拶言葉は、「おめぇさん、田舎はどこなんだい?」でした。
「田舎はどこなの?」という言葉の意味は、「出身はどこなの?」という意味です。
◆私は、テレビドラマを見てきた事で、知らず知らず関西弁を隠して、標準語を話していましたので、その様に聞かれたのだと思います。
けれど、乗っていた86トレノという車のナンバープレートが、「大阪ナンバー」だったので、「なんで?」と聞かれる事がたまにありました。
◆東京では、様々な先輩にお世話になりました。
目を見て、話して下さいました。
◆わずかな気付きで、苦手だったコミニュケーションを払拭する事が出来ました。
「相手の目を見て話す事」
ただ、それだけでした。
何らか努力をしたわけではありません。
◆予備校以前は、そんな事を気にした事がありませんでした。
私だけでは無く、周りの友達も同じだったと思います。
◆さて、やがて帰阪し、サラリーマンになりました。
神奈川県出身の上司にお世話になる事になりました、
ある日私にこう教えて下さいました。
「相手に不満を示す時とか、お前がお前の後輩に叱る時はよ、目を見て話すな。だけど、相手を尊敬したり感謝をした時は、必ず目を見て話せよ」
そんな言葉だったと思います。
◆やがて間もなくその上司とは縁が途絶えて、今や25年くらいの歳月が経ちました。
しかし、未だに、当時のその上司に尊敬の念は絶えません。
◆私のペットの白文鳥ですが。
話しかけると、どういうわけか、私の目をじっと見てくれます。
さらにペットが機嫌悪い時は、私の目を見ません。
不思議な事です。
◆やはり、「相手の目を見る事」に、コミニュケーションの基本があると思えてなりません。
同様に、「ペットを含む人の声」のトーンから、感じ得る事は、多々あると感じるしだいです。
◆もちろん、ブログやテレビも、私はいつも「ガン見」しています。
文字を読んでも、やはり「相手の人の声」を感じます。
◆今日は、今からまた仕事。
その様な感謝が・・ふとよぎりながら・・
今日も精進に尽くそうと思います。
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